占星学 リズ・グリーン 著

占星学 リズ・グリーン (著)、岡本翔子(翻訳)、鏡リュウジ (翻訳)

占星学という本

今日は占星学、という分厚い本に挑戦しておりました。
昔からある占星術と現代の心理学の視点、この両方から占星術を記述した本です。

先日読んだ「どんな本でも大量に読める速読の本」にて、
積読について推奨されていました。

本の背表紙を何日も何日も眺めていると、無意識の領域へ記録されて、気になってくる。
そんな仕組みがあるそうです。

このことを知ってか知らずか、ついに5年以上前に買って積読していた
「占星学」
の本を紐解くことになりました。

この本は、一般的なビジネス書と違い、字が細かくて470ページあります。
いくら速読っぽく読めるようになったとはいえ、時間がかかります。

そこで、この本については何回かに分けてブログに挙げていこうと思います。

 

占星学についての誤解

まず、占星術についての誤解。
元々占星術というのは、新聞やテレビでやっている星占いとは全くと言っていいほど関係がなく、
生まれた時のホロスコープ(出生図)によって運命が決まるものでもないそうです。

その人の生まれた瞬間の星の位置に象徴される要素、
つまりその人の「可能性」や性格の「傾向」等を表すにすぎないものだということ。

真にこの出生図を活かすには、
その象徴されるものが人生においてどのように活用されてきたのか
これを把握しなければ本当の出生図の活用ができない

とのことです。

だから占星術師はじっくり話を聞きたがるわけですね。
(街中の占い師はまた別かと思いますが・・・)

そして第一章の「無意識の言葉」に移るわけですが・・・
これは日を改めて書くことにします。

 

第1章 無意識の言葉について

第一章の「無意識の言葉」という部分についてです。

人はみんな自分の事はよく知っていると思い込んでいますが、
その人を見る立場によって、全く違う別人のような評価をうけることがしばしばあります。

そのくらい自分の認識っていうのはあいまいなものなんです、という前提があります。
これは無意識の領域で、自我がどんなもんなのかわからない、というのに似ています。

そこで、
占星術における出生図(バースチャート)を用いて、
その人がどのようにこの世界を受け止める傾向があるのか、
またはその人が人生で挑戦していく性質はどんなものなのか

を、象徴体系を用いて表しますよ、というのが占星術なのだそうです。

こういうわけなので、星占いによって
「今日はラッキーデーです!」とか「片思いの彼に急接近!」とかいうのは
ナンセンスに感じてきてしまうわけです。

ただし(ここからは私見ですが)その日その日の星の位置を見て、
各星座(太陽の位置にある星座であることが多いです)上にある惑星を見てみれば、
上記のような判断を無理やりすることは可能な気がします。

 

しかしあくまで「お遊び」なので、これを真に受けてはいけないということになります。

日本などは宗教的な縛りがないので、こうした「星占い」のような、
目に見えない力に支配されてい感覚に飢えている、という説もあります。

脳は宗教や神を作り出す、という苫米地博士の説があるように、
何も考えずに信じられる「高次の存在」を、
人間は求めてしまうのかもしれませんね。

話が脱線しましたが、占星術というのは、その人の生まれ持った気質を象徴するにすぎず、
その気質を理解することで、よりよい人生の指針にしていくことが
バースチャートを活用する方法の1つですよ、という風に理解しました。

生まれた日によって決められる、初期設定のようなものですね。

自分がどのような初期設定で生まれてきたのか?
それを知ることで、より良い、自分らしい人生を生きやすくなるかもしれません。

 

 

⬇︎2019年に新版出てます。

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