立ち読みしなさい!美しいほどシンプルな成功術 苫米地英人 著

立ち読みしなさい!美しいほどシンプルな成功術
苫米地英人 著

苫米地式成功法則のわかりやすいマンガ版

「立ち読みしなさい!」というキャッチーなタイトルが目を引く本書は、
抽象度が低いとなかなか理解できない苫米地英人氏の成功法を、
マンガを織り交ぜたわかりやすい実例で説明する本です。

キーワードとしても、
抽象度、ホメオスタシス、コンフォートゾーン
といった、数多くある苫米地氏の著作を読んだことのある人なら
ピンと来るものばかりです。

初めて苫米地氏の考えに触れる場合にもわかりやすく実例を交えて説明されているので、
他の本のようなぶっ飛んだ感は多少薄まっているものと言えそうです。

 

本書の概要

本書は、夢を叶えるまでの3ステップについて説明した本です。
(本書の解説にもそのように記載されています)

本書の与えるインパクトが大きいとされるのも、実はその程度のステップで
自分の望みは叶えられるということです。

でもなぜそれができないのかというと、まずその方法は誰も教えてくれないということ。
そして現状に留めようとする強力な力が存在がするからです。

本書では、苫米地氏の理論に従って、誰もが望み通りかそれ以上の現実を作り上げるための
ごくシンプルな方法を説明していきます。

今まで苫米地氏の本を読んで、いまいち理解がしきれなかったと思っていた人にも
読んでもらうといいなと思う内容です。

 

著者について

苫米地/英人
1959年東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分折哲学)。計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、苫米地国際食糧支援機構代表理事、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長

-amazonより引用-

かなり怪しい雰囲気を纏っている著者ですが、それなりに立派な肩書きもお持ちです。
学歴に関しても、人工知能についての最先端の研究を行なっているカーネギーメロン大学で
博士号取得というように、実績は素晴らしものがあります。

こうした背景をもとに、著者の主張する成功法を吟味していくわけですが、
すごい経歴がある人だからとって、それん騙されないようにしないといけません。

ハロー効果があることを意識しながら、自分にとってこの方法は有用なのかを、
しっかり自分の頭で判断してく必要があります。

 

本書をオススメする人

本書は「美しいほどシンプルな成功術」とタイトルにあるように、今までの著者の主張を
整理してわかりやすくまとめたものと言えます。

ですから、これまで生きてきた中で思い通りの人生ではないな、という人や
自分が目指すゴールが果てしない、と思う人に活用頂きたい内容です。

本書の出版社である「ありがとう出版」自体、本書の理論の実践により設立された会社であり
その理論の体現者でもあることから、確実に効果があるものと言えるでしょう。

あとは読者諸氏にとって合うか合わないか、ということになります。

本書で得られること

本書は誰でも実践できる成功術を広めるために書かれた本であると言えるでしょう。
そのため、本書を読み、その通りに実行していけば、自ずと成功することができるはずです。

ただし、こういう本にありがちですが、読後感がとても気持ちよく、なんでもできそうな
気持ちになってしまうので、読んだだけで満足し、何も行動につながらないという事も
起こるのではないかという危惧もあります。

どうか本書を読み終わった後には、読んでいる最中に掴んだ自身のゴール実現に向けて、
小さくてもいいのではじめの一歩を踏み出して下さい。

 

書評まとめ

内容が素晴らしい苫米地氏の著作なのですが、これまではわかりにくいというか
理解して活用するには時間の掛かるものが多かったです。

本書の登場によって、元から苫米地氏の著作に親しんでいた人はもちろんですが、
初めて氏の著作、考えに触れる人でも理解が容易だったのではと思います。

私も本書を読む事で苫米地氏の主張する成功術の理解がより深まりましたし、
相乗効果によって過去の著作についても改めて読み直す事で、
新たな発見があったりしました。

いつの世も天才的な人物というのはなかなか理解されないものです。

もしかしたら、苫米地氏は、そういった分野の人物なのかもしれない、
なんて想像したら楽しいですね。

本書の教えを活用し、一人でも多くの人がゴールに達せますように。
そしてまだ見ぬその先のもっと先のゴールへ、
自分でも想像し得ないほどの高みへと到達できるように、自らの可能性を信じ、
本書を出版した出版社のような形にできるように。

あらゆる人がそのような姿勢を持てたとしたら、
少しは生きやすい世の中になっていくのかもしれませんね。

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