宗教・思想・哲学

宗教・思想・哲学

ラジオ放送発の哲学への道案内【哲学案内 谷川徹三】

話し言葉で書かれた哲学入門書 本書は昭和29(1954)年、中部日本放送「教養講座」中の「哲学案内」(全13回)で話された内容を本にしたものだ。 もともとラジオで放送された内容で、哲学の詳細な内容を伝えるというより、「哲学とは」「哲学をす...
宗教・思想・哲学

ポリアモリー 複数の愛を生きる 深海鞠絵 著

重要な視点を提供してくれる一冊 誰もがこうした問題で悩むわけではないのかもしれないけれど、きっと同じようなことで悩んでしまう人もそれなりにいるんじゃないか。そう思ってなんとなく検索した時に見つけた本。 見つけた時、やっぱりあったと思った。...
宗教・思想・哲学

孤独のチカラ 斎藤 孝 著

孤独のチカラ (新潮文庫) 孤独こそ力の源泉 SNSをはじめとした繋がりが発達し、寝る時以外は誰かと繋がってる現在は、「孤独」を忌むべきものとして捉えられているように感じます。 私は孤独であることは自分にとって必要であると感じ、意識的...
宗教・思想・哲学

西洋哲学史 今道友信 著

西洋哲学史 (講談社学術文庫) 「西洋哲学史」の決定版とも言える一冊 西洋哲学を学ぶ上で重要なのが、まず思想が作り上げられる歴史を学ぶことです。 哲学史を知っても哲学をしたことにはならない、なんて言われたりもします。 しかしまずは哲学...
宗教・思想・哲学

禅学入門 鈴木大拙 著

禅学入門 英語圏向け「禅」の解説書 約100年前に書かれた、英語圏(ヨーロッパやアメリカ)向けの禅についての解説書です。 現在の日本人は当時に比べたら生活習慣や思考などのかなりの部分が欧米化しているため、この本の日本語訳を読むことは非常...
宗教・思想・哲学

イエスの生涯 メシアと受難の秘密 シュヴァイツェル著

イエスの生涯―メシアと受難の秘密 (岩波文庫) 密林の聖者になる前の著作 密林の聖者として名高いアルベルト・シュヴァイツァー博士が医師としてアフリカへ旅立つ前に神学者として著したイエス論。 原題では「イエスの生涯の素描」というタイトルに...
宗教・思想・哲学

人工知能のための哲学塾 東洋哲学編 三宅陽一郎 著

人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇 『哲学対話』が積読消化のきっかけになった この本は2018年4月に出された本で、実は書店で平積みになっていたのを衝動買いして積読の塩漬け状態に2年間もなっていた本でした。 人工知能の開発は従来の技術...
宗教・思想・哲学

ゼロからはじめる哲学対話 河野哲也 編

哲学の原点である「対話」を通じた探究活動 哲学の祖と言われるソクラテスが用いたとされる「対話」を通じて、あらゆるテーマについて深く掘り下げていく方法を解説している本。 そういう期待を持って手に取ったのですが、私が一読して思ったのは、そん...
宗教・思想・哲学

[完全版]生きがいの創造 飯田史彦 著

生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ (PHP文庫) 臨死体験から読み解く”生きがいの創造” この本は著者自身も体験したという臨死体験を通じて得たビジョンから、死後の世界椰子後の生命といった客観的には証明し得...
宗教・思想・哲学

まんがで読破 武士道 新渡戸稲造 著 

武士道 ─まんがで読破─ 新渡戸稲造の『武士道』 今の10代後半より年齢が上の人はきっとよく知っている、かつての五千円札の人が書いた、元々は英語で書かれた『武士道』です。 原著はもとより、日本語訳された岩波文庫版を昔読んだことはありま...
宗教・思想・哲学

破戒 島崎藤村 著

破戒 ─まんがで読破─ みんな知っているけど中身は知らない小説 「まんがで読破」シリーズ、実はちょっと小馬鹿にしていましたが、今回『破戒』を「まんがで読破」シリーズで読んだことによって、こんな話だったのかという納得感がとても深く得られま...
宗教・思想・哲学

道徳は復讐である ニーチェのルサンチマンの哲学 永井均 著

道徳は復讐である―ニーチェのルサンチマンの哲学 (河出文庫) ニーチェ哲学を”真に”受け止めたという本 ニーチェという気難しいらしい19世紀の哲学者の思想を、日本大学教授の永井均氏が解説している本です。 この方の著書は私が学生時代にニ...
宗教・思想・哲学

イエスの生涯 遠藤周作 著

イエスの生涯 日本人視点に仕立て直されたイエス像を描く試み 遠藤周作による信仰の深化と、日本人という立場でのキリスト者として受け入れるイエス像を模索した作品。 『死海のほとり』で触れていた「愛のみにいきた無力な人」としてのイエスを、聖書...
宗教・思想・哲学

成功している人は、なぜ神社に行くのか?

成功している人は、なぜ神社に行くのか? 神社に行くといいことがあるよっていう本 学術的な研究に関するトレーニングを積んだ方が書くスピリチュアル系の本ということで、主張している内容についてはそれなりの根拠があるのだろう、と期待して読みました...
宗教・思想・哲学

死海のほとり 遠藤周作 著

死海のほとり (新潮文庫) 生々しさの先の神聖さの表現 父性的宗教と言われそのように考えていた私自身も本書通読後に感じたのは、徹底的に「愛」 だけに生きた人間のイエスを描くことで、まるで人間のやることではない次元の愛を示し、 翻ってそこ...