みるみる痩せる‼︎堀江式ライザップ 堀江貴文 著

3.5
健康

みるみる痩せる!!堀江式ライザップ (幻冬舎plus+)

ホリエモンによるライザップ体験記

「結果にコミットする」で知られているライザップ。
そのライザップでホリエモンがダイエットを体験した記録がこの本。

自分の意思だけではダイエットできないとか、過去にダイエットに失敗した、という
人に取ってはひとつの選択肢として考える余地がありそうです。

本書を読むと、
・忙しくてもできる(時間がないから、という言い訳できない)
・挫折しそう(トレーナーが超親切だから挫けようがない)
・筋肉を維持しつつ減量(リバウンドの心配なし)
というライザップのメリットが書いてあるので、ライザップやろうか迷ってた人が読むと
もしかしたら最後の人押しで申込んでしまうかもしれません。

私はこれでライザップを申し込みました…。

 

ライザップ中のホリエモンを追った記録

本書を読んだからと言って、ダイエットの方法が身につくかと言ったら微妙です。
糖質を抑えてタンパク質を摂る、などの基本知識は得られますが、人によって体重変化や
体調、体質は異なります。

本の内容通りにしても体重が減らないとか、どうしても甘いものが食べたいんだけど
相談する人がいないということになります。

専属のトレーナーがいることで、一般論ではなく自分専用の対策が相談できますから、
かなり自分の希望通りの生活が続けられます。

事実、ホリエモンもお米などの炭水化物は抜いていますが、肉や魚は食べており、
従来通り世界を飛び回る生活をしていても週2回はトレーニング出来ています。

ホリエモンほどに忙しく動き回る人もそんなに多くはない、むしろ一般人がここまで
動いていたら、そもそも太らない…なんて私は思いますが、彼ができるのに我々に
出来ない理由があるとしたら…お金の面くらいでしょうかね。

「ホリエモン」という実在する人間がライザップを体験している様子を窺い知ることが
できますから、なんとなく不安なライザップ内部の状況も知ることができます。

私も本書を読むまでは、「結果にコミットする」ということはゴリゴリにキツイんだろう、
と勝手に想像していましたが、むしろ優しすぎて怖いくらいの印象になります。

そして自らもライザップへ申込んでしまうんですけど。

 

アンチホリエモンの人には宣伝に見えるかも

ホリエモンの言動をひとつひとつ否定するアカウントがあるようなことを、ホリエモン本人が
言ってました(アカウントブロックした、とかの趣旨)。

そう言う方が読むと(というかホリエモン嫌いならそもそも読まなそうですが)、この本自体
ライザップのステマか何かかと思うかもしれません。

事実、そうであっても別にいいんですが、私のようにライザップに大金突っ込んでまで痩せて
健康になりたい、でもお金突っ込むほどのものなの?
って迷っている人には、有用な情報源となるでしょう。

ここまで詳細な体験談はネット上で見つけるにしては困難ですから。

内容としては、確かに痩せること、そこまで追い込まれないこと、意外と食べられることが
わかり、ライザップいいじゃん!となります。

アレ?やっぱりライザップの広告だったのかな…?

 

オススメするならこんな人

そんなわけで、この本はホリエモン本にしては珍しく、対象者が限られるのかなあ、と
思います。

ガチガチのホリエモンファンで全てのホリエモン本を読まないと気が済まない人か、
あるいはライザップやろうが迷ってて、どんな内容なのかを知りたい人向け。

私は後者に該当し、この本を読んでライザップってそこまできつくなさそうだし、あの
肉ばっかり食べてる(宣伝ですが…)ホリエモンでも痩せたんだから、効果も確実…!と
思うには十分な内容で、ライザップ始める覚悟を決めるには最適でした。

好奇心からライザップの内容を知りたいって人も読むといいでしょう。

ホリエモンがライザップやマコなり社長のテックキャンプを絶賛している意味がわかります。

「挫折させない仕組み」がしっかり構築されていて、共感によって利用者側のモチベーション
維持と向上、そして取り組み内容と目標へのコミットメントを高めています。

ライザップやテックキャンプのような「苦痛を伴う成長」を継続しさえすれば確実に成長する
コンテンツにとって、その継続性が生命線とも言えます。

そんなコンテンツを扱うこの2社が大きく飛躍しているのは、「共感」による利用者と指導者
の一体感、そして利用者自身の自己効用感や成長の実感を得るフィードバックが大きな意味を
なしているのだなあと感じました。

これはもちろん他業種にも応用可能な方法ですし、時代の流れからしても共感性を高める事は
事業の成長にもプラスになるはずです。

ということで、成長するためのコンテンツを提供している事業関係者も、本書を参考にできる
と思いますので、オススメしたい対象です。

私も教員やっているときにライザップやったら、もうすこし多くの生徒をやる気にさせられた
かもしれない、と思うとちょっと悔しいですね。これからの仕事に活かしましょう!

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