東京改造計画 堀江貴文著

ついに出るのかホリエモン知事

ホリエモンが都知事選に出馬するかもしれない?!という話題性の高い本。
東京を実業家視点から捉えて、効率的に運営するための方法論が満載。
というか、なぜこんな当たり前のことができないのか?とも思うはず。

ゼロベースで物事を考えることができる人は、ホリエモンが何を考えていて、
何をしようとしてるのかが理解できるはずなので一読の価値あり。

なぜなら言われてみれば当たり前のことしか書いてないから。

もしもこの本に書いていあることが実現したら、今よりかなり東京は過ごし
易くなる。

読み進めるうちに、なぜ明らかに生きやすくなるであろうことが未だにタブー視されて
思考停止状態になっているのだろうか?と疑問を感じるはず。

ホリエモンがすごいと思うのは、思考停止(=そう言うもんだと思い込んでいる)に
あるような物事を、「それは本当にそうなのか?」と意識に登らせることができる、
と言う点にあると思っています。

思考停止にある人にとっては、どんなに不都合なことでもそう言うものなんだ、と
認識を改めてゼロベースで再検討すると言うことができません。

そして反射的に怒りや否定によって攻撃して、自分の認知する世界を守ろうとします。

このような人が大多数だから、ホリエモンが叩かれいると私は認識しています。

正直な(=後悔しない)生き方のお手本

メディア出演しているホリエモンは発する言葉がダイレクトすぎて顰蹙を賈う
ことが多い一方で、その歯に衣着せぬ物言いは事実をそのまま、タブーも含めて
発していることがわかります。

思考停止している、いわば常識に縛られてしまっている人たちは、ホリエモンの
言葉に対して過剰反応してしまう。それでアンチになっていく。

ホリエモンが言うことがすぐに実現したら社会が混乱してしまう、と言う風に
以前の自分は思っていました。

ところがホリエモンが言おうが言うまいが、世界が彼の言うような激しい変化に
向かって加速しているため置いていかれてしまう、と言うことです。

ホリエモンの本を何冊か読んでいますが、彼の視点は事実を可能な限り正確に
捉えて、そしてその流れに乗って行こうとしているだけ。

そこに迷いや恐れを超える好奇心や興味を持っているから、とてつもない行動力を
発揮して同時に多くのことを進めていけている。

人それぞれ動き方には違いはあるでしょうが、少なくとも彼の見ている世界や、彼が
目指している境地を知ることは、私たち自身の人生を後悔なく生き切るためにも
重要なヒントをもたらしてくれるはずです。

この本の概要について

書評らしく一応は本書の内容を概観しておきます。

【東京改造計画】として、序章+5章+終章の構成となっています。

第1章 経済
第2章 教育・社会保障
第3章 新型コロナウイルス対策
第4章 都政
第5章 未来の生き方

もしかしたら選挙対策として耳障りのいいことを書いている…なんて思ったりも
するのですが、おそらく嘘をつく必要のないホリエモンのこと、本気でやろうと
しているはず。

当選しなくても生活していいけるし、社会的な影響力もかなり大きいため、支持者の
意見に振り回されることがないためです。

これは「NHKから国民を守る党」の立花氏とも共通している点で、立花氏の著書でも
YouTubeで資金を稼ぎながら広報もするので、忖度する必要がないと主張しています。

選挙対策と政治活動の分離と言っていましたが、ホリエモンもそれに近い形でしょう。

そんなホリエモンが忖度なしに、とにかく合理的に東京都を運営しようとしたら、
の世界が書かれている、そんな本です。

中にはこれまでに提唱されていながら実現には至っていない項目もありますが、今回の
ホリエモンに関していえば、政治的な圧力や妨害がおそらく効かないので、公約として
掲げられたとしたらほぼ全て実現してしまうのではないかと言う期待もあります。

東京都から”政治屋”ではない知事による合理的な経営が始まったら、それは周辺の県を
はじめとして国内に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。

ホリエモンの言うような時代にすでになっている

インターネット投票ができるようにすると、今の現職国会議員はほとんど当選できない
かもしれない。

そんな声が囁かれているからこそ、技術的には十分可能でかつ投票率向上に効果てき面
の「インターネット選挙」が実現しない、と言われています。

現在の、最も支持されているとされる自民党でさえ、【投票率×得票率】の計算では、
全国民の2割程度の支持しかないことになります。

過去にも投票率が上がった(過去の民主党政権に変わった)時、国会のパワーバラン
が崩れて政権交代が起こっています。

そう言う現状がわかっているのか、自分たちが当選できなくなるような仕組みを新たに
取り入れることをしていません。

ホリエモンが政治に影響力を持ち出したら、そう言うものまで変わっていくでしょう。
しかしこうした変化は、もう止められないところまで来ています。

むしろ早く変化する世界に合わせて社会や個人も変わっていく、変化に適応していく
ように動かないと、自分の首を締めて苦しむことになってしまいます。

世界は間違いなく良い方向へ進化している

変化の激しい時代と言いますが、世界は確実により良い形へと進化しています。

その一方「どんどん社会は悪くなっていく」「全て国のせいだ」と苦しんでいるのは、
「良くなっている世界」の流れから完全に取り残されている証です。

ホリエモンが言うように、人々は遊ぶことで生活していく形になっていきます。

遊ぶことに一生懸命になれない人は、旧い思考形態を破ることができないために
過去にしがみついている形になります。

人それぞれ生き方が違って当然で、それは自分で選ぶことができます。

しかし、今苦しんでいる人が「他の選択肢」を知らずに苦しんでいるのだとしたら、
それは周囲の人や社会システムを変えていくことによって、変化を促すことも重要なの
かもしれません。

そう言う意味では、ホリエモンによる「東京改造計画」は非常に面白い試みになる、と
私は個人的に大いに期待しています。

東京都民だったら投票はホリエモン一択でしょうね。
ああ、残念(埼玉県民のため)。