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わからないまま襲われる恐怖【宇宙戦争 H・G・ウェルズ】

SFの基本書みたいな位置付けの『宇宙戦争』 SFといえば宇宙戦争という、なんとなくの認識のまま積ん読となっていた本書。 SF小説は完全に娯楽としての読書という認識だ。 どうしても仕事で必要な知識やすぐに役に立ちそうな本を優先して読んでし...
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正直よくわからないが引き込まれる 『風の歌を聞け』村上春樹

今更ながら読んだ、天才作家の原点 先日読んだ『100歳まで読書』で冒頭の一文(”完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。”)が引用され紹介されていたので、興味を持ってしまった。 なぜなら『100歳まで読書』...
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ジーキル博士とハイド氏 スティーヴンスン 著 村上博基 訳

ジーキル博士とハイド氏 (光文社古典新訳文庫) ※あまりにも有名な作品ので、ややネタバレ的なことも書いてあります。 有名だけど自分で読まない物語の代表格 本書巻末に記載されている「解説」にも言及があるように、”あまりにも有名すぎて、か...
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地底旅行 ジュール・ヴェルヌ 著

当時の最先端の科学を元にしたSF小説 以前より大変お世話になっております「光文社古典新訳文庫」のうちの1冊。 ジュール・ヴェルヌによるSF小説『地底旅行(原題 : voyage au centre de la terre)』の新訳 と...
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かもめのジョナサン【完成版】 リチャード・バック著 五木寛之 創訳

かもめのジョナサン【完成版】(新潮文庫) 読む人によって受け取り方が変わる寓話 手段の同調圧力に屈せずに、自分の生きる意味や自分の好きなことを突き詰めようとすると、よくオススメされるのが本書『かもめのジョナサン』。 かもめのジョナサンは...
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閨閥 本所次郎 著

閨閥 マスコミを支配しようとした男 ヤバイくらいにリアリティがスゴい作品(むしろ実話?) 「閨閥」という言葉の意味が不明な人へ(私も初めて見る言葉なのでわざわざ調べました) 閨閥(けいばつ)とは、外戚(妻方の親類)を中心に形成された血縁...
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魂の駆動体 神林長平 著

魂の駆動体 車好きの魂をまさに”駆動”するお話 SF好きの方にはよく知られている作家さんの小説とのことですが、私自身はSF的な小説を 食わず嫌いで避けているところがありました。 元々、理工系で機械工学を学んでいたせいなのか、ぶっ飛ん...