書店

エッセイ

書店経営の本音がわかる【『ぼくは本屋のおやじさん』早川義夫】

書店経営者の”気持ち”まで書かれた名著 私が「本屋の店長が書いた書店経営の裏側」が書かれている本だと思って手に取った本だが、書店関連の書籍の中ではかなり有名な一冊だったようだ。 私自身、無店舗で古本を販売する古物商として生計を立てているが...
ノンフィクション

本との関わりの模索【『本の時間を届けます』篠賀典子 芹澤健介 北條一浩】

本屋好きに向けたパワフルな女性店主による本屋紹介本 この本を書店で見つけて思わず手に取った時のことを思い出す。 本書の表紙には、きっと小規模な個人商店のような古本屋だと思わせるような、素敵な雰囲気の本棚のある部屋の写真。 本好き・古本好...
古本

本の逆襲 内沼晋太郎 著

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉) 「本」そのものの見方の転換 『本の逆襲』というタイトルからして本そのものの価値転換などを示唆していますが、この本では活字離れとか本が売れなくなったという大勢に対して、本そのものの定義から...
古本

これからの本屋読本 内沼晋太郎 著

これからの本屋読本 本と本屋のこれからの姿を考察した本 『これからの本屋読本』という、「本」と「本屋」に興味がある人そのものをターゲットにしたような、ど真ん中のタイトルです。 著者は「ブック・コーディネーター」を名乗る、他に類を見ない...
古本

書店の近代 本が輝いていた時代 小田光雄 著

書店の近代―本が輝いていた時代 (平凡社新書) 近代以降の書店の変遷を辿った本 本書の「まえがき」には、”書店の風景の変容を通じて、近代文学も含んで、ささやかであるが近代出版業界を表象する試み”とあります。 現在行われている出版業界独...