すぐやる人は、うまくいく。 中谷彰宏 著

すぐやる人は、うまくいく。
中谷彰宏 著

うまくいくための原則論

本のタイトルにある通り、「すぐやる」ということは
すぐに行動を起こすということ。

行動を起こす、ということは自分の意識にあることを現実世界に
実現しようとする働きのこと。
つまり行動しさえすれば、必ず影響が現れて思い通りの現実に近づく。

わかっちゃいるんですが、なかなか動けないのが人間の性です。
わかっているから読まない、となりがちの内容の本ですが、
あえて手に取り読むことで、新たな気づきが得られるのです。

とりあえず迷ったら小さな行動でもいいから動いてみよう!

本を読むだけで満足してしまう

本を読んでも何も起こらない人。
それは行動しないからに他なりません。

「本を読む」という、日本人の中でもレアな行為をしているにも関わらず、
本を読んで新しい知識を得て、「あータメになった」と
満足して止まってしまうのです。

私がまさにこのパターンでした。
だから未だにブラック企業に所属している…。
行動しなければ、どんなに望まない現実であっても変えることはできない。

しかしその逆に、どんなに小さな行動でも、すぐやることで効果は最大化されます。

「すぐやる人は、うまくいく。」なんて、
まさに本質を捉えた見事なタイトルだと思いました。

すぐやる。とにかく「すぐやる」!!

この本では、無駄を省いたシンプルな言葉で「すぐやる」を繰り返し訴えてきます。
もう、まるで暗示にかかるような。
すぐやる、すぐやる、すぐやる、、、もう、すぐやらなきゃいけない気分になります。

余計な文章がないから、心にスッと入ってくる。
おすすめの理由はこれです。

なんでもそうですが、初めの一歩が一番動きにくいのです。
逆説的ですが思い立ったらすぐやる方が、その億劫さが一番少ないのです。

物体も動き出しが一番力を必要とします。
その場に留まろうとする慣性が働くからです。
しかし初速を与えてやれば、あとは動いている方が楽(これまた慣性)になります。

動き出しちゃえばなんてことはないのです。
それを思い出させてくれる本でした。

考えるよりも先に動き出す

なかなか行動に移せない人には、行動した結果を先に心配してしまう癖があります。
無駄なことはしたくないとか、これをやったらまずいんじゃないか、とか。

大抵の人は、世間の目とか自分の生活のことを”冷静に”分析して、新しい行動を
自粛しているんじゃないかと思います。

私自身の経験で恐縮ですが、やはり今のままの日常を変えたい!と思っても、
職を失う怖さや世間体などを気にしている部分があったりします。
そんな時にも、考える前に「すぐやる」。とりあえず動いてしまうことが有効です。

まず動いてみて、そのあと色々考える。

そうでないと、いつまで経っても今のまま何も変わりません。
好きなこと、楽しいこと、確実に結果が予測できるとは、おそらく考える前に
動き出していることが多いはずです。

その時の感覚を思い出して、自分が望む世界を実現するための第一歩を、
踏み出してみるのもいいんじゃないでしょうか!

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