ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 菅家伸 著

ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 

菅家伸 著

ブログ作りの根本的思考を養う名著

『ブログ運営×集客×マネタイズ』というタイトルにもあるように、ブログ作りをする上で、
一番最初に身につけておくべき基本的な考え方が網羅的にわかります。

「わかったブログ」を運営されているかん吉さんという方が書いた本ですが、この方のブログ
運営の経験や、そこから明らかになったノウハウが惜しみなく満載されている印象です。

私自身はまだブログを初めて100記事足らず、運営機関も3ヶ月程度ですのでこの本に載って
いる事柄全てが理解できていないと思います。

しかしこれか100記事を手探りで作っていた経験と、この本に書かれていることの間での、
答え合わせもいくらかできたかな、という感想も持ちました。

そしてまだよくわからない部分、特にブログを飛躍させることや収益化するところについては
これから徐々に理解が追いついてくるのだろうと、これからこういう方向を目指せばいいのか
という未来の針路を指し示してくれているようにも感じました。

この本で書かれている、「収益化は最後に考える」という部分が、ブログ運営上最も心理的な
安心感をもたらしてくれています。

ブログをやるからには、早く稼がないと!とか、全然アクセスが集まらないじゃないか!
という焦りを引き起こす情報がネット上には溢れています。

有名ブロガーやおそらく運営が上手なブロガーは100記事で10万円くらい稼げている等の実績
を掲載していることが多々あります。

そして駆け出しブロガーで将来の見通しが立たない私は、ついつい検索してそういう記事を
読み漁ってしまうのです。
結果的に収益を気にしつつも記事の量産(=ゴミ記事の量産)に繋がってしまうのでした。

本書はそういった意味でも、常にPCの横に置いておくべき本ですし、精神安定剤というか、
まるで真っ暗なブログ運営という海を行くためのコンパスのような一冊だと思います。

私にとって名実ともに「座右の書」といっても過言ではありません。

この本で思わず”ドッグイヤー”した箇所

おそらくこれからもなんども再読するであろう本書ですが、今回初めての通読において、
思わずページの端を折った(dog earした)ページをご紹介です。

P.34〜 「マーケティング的ブログ差別化戦略」より

差別化の「三つの軸」
◆読みやすい「手軽軸」
◆記事の質で勝負する「商品軸」
◆読者とのコミュニケーションを大切にする「密着軸」

この見開き2ページには、ブログ運営上のマーケティングで必要なことが簡潔かつ網羅されて
いました。ペンや付箋が手元になかったので思わずベージ折りました。

自分のブログがいったいどこを戦場としているのか?
自分の持つリソースはいったいどの戦場なら勝てるのか?
そしてリソースを発信する型は手軽さ、質の高さ、交流しやすさのどれか?

リアル世界ではコミュニケーションが比較的苦にならずにできているが、ブログのような
相手の顔が見えない場合にはどうするべきなのか?

Google的高評価のブログが高品質な記事を求めていることもあるし、記事の品質を高めること
に注力すべきなのか?

その場合、「記事の質が高い」とはどういったことを指すのか?

などなど、このページを読む中でどんどん自分の中に疑問が湧いてきました。
問題意識を持って読んでいるという証ですね。

これらの疑問を解決するのは本書を読み込むことも有効ですし、やはり実践が最も効果的。
自分の経験として積み上げることに勝るものはありません。

P.69〜「書評にチャレンジしてみよう」より

まさにこのブログのテーマが「積ん読の消化」ですから、書評に関する視点はありがたい。

で、さすが長年ブログ運営されているかん吉さんだな、と思うのが、書評に関して

◆本の要約ではなく、自分が考えたいことを書く
…厳密な意味での書評ではなく、自由な形で書ける「読書エッセイ」をお勧めします。(後略)

と書かれていました。

これは、「私がやっていきたいと思っていた形に似ている!」とビビッときました。

本を読んでそのことを記事にするのって、読書感想文のようなものや、要約を書くことが
求めらているのかな?という葛藤がありました。

もちろん要約専門のサイトや感想文的なブログも散見されますから、需要はあるのでしょう。

しかし私は本を読み、その内容と自分の持てる知識や経験との反応を楽しみ、読書によって
どれだけ成長したのかということを発信したいのだと確信しました。

記念すべき100記事目でのこの閃きです。

本についてはたくさん読むことと、自分のリソースと本のレベルがいい感じに共鳴するレベル
まで自分が成長しないといけないんだということを、痛感した項目でしたね。

P.76〜「スマートフォンで書く」より

この項は本当に私がなんとかしなきゃ!と思っていた問題にダイレクトに突き刺さりました。

外出先でスマホをいじる時、何か生産的なことができたらいいなというのがきっかけです。

まさに「スマホでブログを書く」という行為ができれば最高です。
で、ここでそのまま流用したのが ”「するぷろ」を使う” です。

まるでPC上でWordPressの編集をしているかのように使えるのが魅力的。

今まではメモ帳に記事の素案だけ書いて、【ここに〇〇の画像】などど書いておいて、あとで
関連画像やリンクを貼り付けるということをしていました。

正直、ものぐさな私にはかなりメンドクサイことで、ついにはやらなくなっていました。
しかしこのツールを使うと、ほぼスマホ上の操作で完結できるという素晴らしさ。

フリック入力の方がキーボードのローマ字入力より、1文字あたりの所作が少ないので楽チン
なのです(ってかなりのものぐさ具合でしょう…?)。

そんな私にはまさに救世主のようなツール。

これで出先で感動したことをその臨場感のままに記事にできるというわけです。

P.92〜「記事が書けないときは4行記事フォーマット」より

こういう所にもちゃんとアドバイスが届いているというのが、歴戦のブログ戦士たる所以
ですよね。

この方(かん吉さん)がすごいと思うのは、初心者ブロガーがちょっと慣れてきた時に陥る、
もしかしたらブログを放棄しかねないような、だけどちょっとした問題に対する解決策への
先回りが網羅的であるということ。

この項も「記事が書けない」と億劫に感じた時の突破口の作り方についての方法です。

「フォーマットを恐れない」という項目で紹介されている部分を引用します。

大橋悦男さんの著書、「手帳ブログ」のススメで紹介されている、4行日記のフォーマットが秀逸です。(中略)

◆1行目【事実】
その日にあったことや自分がやったことを書く

◆2行目【気づき】
その事実を通して気づいたことを書く(反省する)

◆3行目【教訓】
その気づきから導き出されたことを教訓としてまとめる(次の行動の目標を作る)

◆4行目【宣言】
その教訓を活かして、できている自分の姿を描く(イメージを描く)

このフォーマットかを利用すれば、毎日何かしらの記事を書けるでしょう。具体的な事例から得られた教訓は、読みものとして面白いです。

この構造は本当にすごい、秀逸といったらないです。

まさに、調子がいいときに書いている日記ってこんな形をしているんです。
するとスルスル〜と文章が出てきて、あっという間にかなりの分量の文章が書けています。

それをこのように構造化、フォーマット化できるというのは、やはり数をこなしている事と、
毎日しっかり自省を繰り返しながらブログ作成を続けていた賜物なのだろうなあと思います。

今の時点で刺さるのは「記事のライティング」に関するもの

本書は他にも思わず読むのをやめて作業を始めてしまった箇所などがたくさんありますが、
上記のドッグイヤー箇所が今の自分にとっては最も問題意識がある部分でした。

ブログを書き始めてある程度の経験が積み上がってきた人にとって、記事作成の中身について
悩むというのは、程度の差こそあれ共通しているのでは?とも思います。

あくまでも、私の今回の読書の場合はココでした、というだけです。

この本は発行から少し時間が経っているのでGoogle関係の管理画面は形が少し変わってたり
していますが、思想としての方向性は間違っていませんから十分通用します。

ブログについて「なんとなくこういう感じ」というものはつかめているけど、
まだ確信を持つまでには至らず、モヤモヤしている人にとっては
「それでいいんだよ!」
と背中を押してくれる兄貴的な位置付けの本だと言えます。
かなり頼りになります。

読後感、感想、まとめ

この本は繰り返しになりますが、基本的なブログ作成嬢のノウハウが網羅されています。

ずっと10年先もこの本をこのまま使えるかといったら、それは難しいかもしれませんが、
この本を貫いている基本的な思想、「読書ファースト」な考え方は不変だと思います。

むしろSEO対策をやめて読書の役にたつ記事を書こうと決めた時、まだGoogleはそういう視点
を取り入れたと表明する前だったこともあります。

Googleがこれから読者に対しての利益がある記事を優先するであろうことが、本書執筆の
根本思想からは予想ができていたということなのです。

一つの考え方を盲信するのは非常に危険なのですが、本書の考え方というのはご自身の中で
柱とする考え方の一つとしてもいいのではないかなと思っています。

そしてこの思想が自分にとっても正しい、しっくりくる、という感覚を、これからの実践にて
確かめていくことが、さらに大切なことであるとも言えるでしょう。

以上。