マンガでわかる「西式甲田療法」一番わかりやすい実践入門書
甲田 光雄 著
マンガでわかる「西式甲田療法」
その名の通り、マンガでわかります(笑)
私が生食(に加えて玄米と水)を始めるきっかけになった本でもあります。
この本は西式甲田療法という、断食や運動も組み合わせた健康法を実践するにあたり、
どうやったらいいのかを、イラスト担当の赤池キョウコさんという方が体験しながら
イラストで説明してくれているという内容です。
運動療法の実際の動き方とか、専門的な用語(スイマグ)など、
それが何を意味しているのか、どんな姿なのかを絵で描いてくれるので
とてもわかりやすく実践に移りやすいと言えます。
食べなくては、という怖れからの解放
普通に日常生活を送っていると、1食抜いただけで絶望的な空腹に苛まれます。
体調が悪くても、無理やり食べないと回復しないと思い込んでいました。
ところが今の人類は食べ過ぎによる疾患が大問題となっています。
そこで発想の転換です。
そう、断食をするのです。
私が断食を生活に取り入れた時、胃痛が酷くてほとんど食べられない状態でした。
結果的に断食のような形になっていました。
しかし精神的には食べていないということがとても辛いものでした。
そこで「断食」、すなわち進んで食べないという選択をする、ということに
とても救われたのでした。
西式甲田療法による断食(を含めた)方法
断食は、やり方を間違えると効果がないばかりか危険も伴います。
ただ単に絶食すればいいってわけではないのです。
そこで、詳しいやり方は本に当たってもらうとして、ここでは概要だけお伝えします。
ざっくりいうと、断食は療法の中の1つ、という位置付けです。
◆水を小まめに飲みましょう(1回約30mlずつ)
◆生野菜を積極的に摂取しましょう
◆玄米を食べよう
◆断食もおすすめですよ(ただし我流でやると血を吐くよ…)※著者の経験談
◆下痢気味の人でも宿便(腸壁にこびりついている便)があるよ
◆宿便を出すには断食、水、水酸化マグネシウム水溶液が効果的!
◆抹消血管の循環を促す運動
◆宿便の排出を促す運動
◆背骨を整える運動 などなど…
断食はとても効果的だからおすすめですよ、的なニュアンスです。
正しく効果的にアプローチするための指南書
ただ単に食べないようにすればいいってわけではなくて(それは絶食)、
生野菜や玄米、水をしっかり摂ること、体を整える運動をすることなど、
基本的に健康になるにはやったほうがいいと言われていることをやる感じです。
何だ、それじゃあこの本を読む意味がないじゃん、
そう思うかもしれませんが、実はそうではないんです。
これは効果的なアプローチを、正しい方法で行うための指南書という位置付けです。
イラスト付きであるという点がポイントですので、
まず自分で断食を含めた健康法を試してみたい、という時には
まず読むべき一冊であろうと言えます。
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