エッセイ

書店経営の本音がわかる【『ぼくは本屋のおやじさん』早川義夫】

書店経営者の”気持ち”まで書かれた名著 私が「本屋の店長が書いた書店経営の裏側」が書かれている本だと思って手に取った本だが、書店関連の書籍の中ではかなり有名な一冊だったようだ。 私自身、無店舗で古本を販売する古物商として生計を立てているが...
ノンフィクション

本づくりの舞台裏【『「本をつくる」という仕事』稲泉連】

「本をつくる」仕事を分解して解説する本 今更感満点だが、例のワクチン接種のため都内まで遠征してきた。 その道すがら、というかほぼメインの目的に成り代わりつつある書店めぐりにて『「本をつくる」という仕事』という本を見つけて衝動買い。 本屋...
ノンフィクション

本との関わりの模索【『本の時間を届けます』篠賀典子 芹澤健介 北條一浩】

本屋好きに向けたパワフルな女性店主による本屋紹介本 この本を書店で見つけて思わず手に取った時のことを思い出す。 本書の表紙には、きっと小規模な個人商店のような古本屋だと思わせるような、素敵な雰囲気の本棚のある部屋の写真。 本好き・古本好...
自己啓発・ノウハウ系

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 内沼晋太郎 著

本にまつわる新しい仕事と新しい仕事を生み出す本の話 ブック・コーディネイターという職業を自称し始めて、本にまつわる仕事を作り出したと言われる内沼晋太郎氏による2009年出版の本。 表紙が前と後ろで同一デザインの色違いとなっており、「本の未...
古本

本の逆襲 内沼晋太郎 著

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉) 「本」そのものの見方の転換 『本の逆襲』というタイトルからして本そのものの価値転換などを示唆していますが、この本では活字離れとか本が売れなくなったという大勢に対して、本そのものの定義から...
古本

古本屋五十年 青木正美 著

古本屋五十年 (ちくま文庫) ザ・古本屋の一代記 この本は、本書の著者による、ご自身が開業して続けてこられた古本屋家業の主観的視点で描かれた、日々の活動記録とも言える本です。 東京都内で神保町の古書組合との関わりも詳細に描かれており、...
古本

これからの本屋読本 内沼晋太郎 著

これからの本屋読本 本と本屋のこれからの姿を考察した本 『これからの本屋読本』という、「本」と「本屋」に興味がある人そのものをターゲットにしたような、ど真ん中のタイトルです。 著者は「ブック・コーディネーター」を名乗る、他に類を見ない...
古本

古本屋の四季 片岡喜彦 著

古本屋の四季 定年後の古本屋開業に関するリアルな記録 本書は著者の片岡喜彦氏が、30代のころの夢でもある古本屋を開業し、その運営の日々をこまめに書き綴った記録を本にまとめたもの、という体裁。 これから古本屋を開業したい、実際に開業...
自己啓発・ノウハウ系

ビジネス書 大バカ事典 第一版 勢古浩爾 著

ビジネス書大バカ事典 ビジネス書への見方が変わる一冊 2010年6月にこんな本が出ていたなんて、当時ビジネス書にハマっていた私の視野には入ってこなかったようです。 今でこそビジネス書のようなノウハウ本をいくら読んでも無駄で、実際に自分...
古本

せどりの思考法 ~お宝商品は「違和感」で探せ  フジップリン著

せどりの思考法 〜お宝商品は「違和感」で探せ 「せどり」視点で見る商売の基本原則 本書は、店舗などで販売されている商品の中から転売して利益を得る、いわゆる「せどり」に関するノウハウをまとめた本です。 これからせどりを始めようと思う方へ...
古本

書店の近代 本が輝いていた時代 小田光雄 著

書店の近代―本が輝いていた時代 (平凡社新書) 近代以降の書店の変遷を辿った本 本書の「まえがき」には、”書店の風景の変容を通じて、近代文学も含んで、ささやかであるが近代出版業界を表象する試み”とあります。 現在行われている出版業界独...
古本

古本通 樽見博 著

古本通 市場・探索・蔵書の魅力 (平凡社新書) ”古本通”の著者ならではのディープな古書業界本 古本が好きで古本屋に通い詰めるような本の虫にとって、いつも訪れている古本屋がどんな風に運営されているのかは、かなり気になるテーマです。 ま...
自己啓発・ノウハウ系

読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延 著

読みたいことを、書けばいい。-人生が変わるシンプルな文章術 情報発信の原点に戻る本 本書『読みたいことを、書けばいい。-人生が変わるシンプルな文章術』は、まさにタイトルにあるとおり、自分が”読みたい”と思うことを素直に書けばいいんだよっ...
宗教・思想・哲学

孤独のチカラ 斎藤 孝 著

孤独のチカラ (新潮文庫) 孤独こそ力の源泉 SNSをはじめとした繋がりが発達し、寝る時以外は誰かと繋がってる現在は、「孤独」を忌むべきものとして捉えられているように感じます。 私は孤独であることは自分にとって必要であると感じ、意識的...
自己啓発・ノウハウ系

月収18万の派遣社員だった私が、「好きなこと」×「SNS」で年収2000万になれた37の方法 プチプラのあや著

月収18万の派遣社員だった私が、「好きなこと」×「SNS」で年収2000万になれた37の方法 「好きなこと」に突き抜けるタイプの成功ノウハウ 本書はプチプラ界隈でのコーディネートの第一人者とされる「プチプラのあや」さんが書かれた本とのこ...